顔とその表情はコミュニケーションの道具であるだけでなく、私達の心に繋がる窓でもあり、それは双方向の心の流れのための窓である。つまり、心を表情として”表示”するだけでなく、逆に表情が心に影響することもある。この作品は微笑みの力を光に変換する装置だが、誰のためでもなく器械に向けた微笑みが、あなた自身の心を少し明るく変えないだろうか?
作品についている画面に自分の顔を写すと、画面の上にある照明が少しだけ明るくなり、画面は”ほほえんでみましょう”と観客を誘います。誘いにのり微笑むと、微笑みの度合いに応じて照明は暖かい色で明るく光ります。