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ひとりのアーティストとしては、プロジェクトというのはいくつかの作品や展示活動を、ひとつの考え方に基づいて行ってゆくときにその活動に名づけるものだと思っています。でもそれだけではどうもきちんと説明できた気がしません。 たとえば、"Public Communication Sculpture"プロジェクトはもちろん自分たちで企画した公共空間での展示活動に関するものですが、僕自身の作品のみならず、いくつものほかのアーティスト、エンジニア、作曲家による作品、デザインワークあ含まれています。こういったプロジェクトでは、ある考え方が皆をひっぱってゆき、その考え方が世の中に示すだけの価値があるとメンバーが思っているとき、プロジェクトを前に進めるモチベーションになっているのです。 作品の製作過程だけではなく、プロジェクトにかかわるいろいろな段階のほとんどで、このプロジェクトの考え方が世の中とどうかかわりうるかが問われます。そうして、メンバーたちが共有している考え方の世の中での意味がみつかり、またプロジェクトによってひきおこされた出来事や経験が、世の中に対して説得力をもつものになったとき、ひとつのプロジェクトは一段落し、次の段階を目指すのだと考え、こういったもろもろのことに対して”プロジェクト”となづけています。 Workshops of communication: 2003- Workshops on the mobilephones: 2003- Televised Distance: 2002- Public Communication Sculpture: 1998- |
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Copyright 2003-, Noriyuki Fujimura |