Though the local residents would not know, there are a lot of wind deers around the takaraga ike park of Kyoto. While they are not known its existence publicly, officials started to notice that their activities started to change the park’s environment, including the terrain shape. When I heard this hidden story, I set my goal that the artwork shall open eyes of local residents regardless the consequences.
I made a small lighting reacts to deers’ visit. The project is still far from the goal, however city hall staff notices my activity and introduces in an outdoor movie festival took place at the park.
宝が池にはたくさんの野生の鹿が生きていますが、奈良公園の鹿のように人に慣れた個体たちではありません。生きて繁殖するために公園の植物を食べ、長期的にその結果が風雨による公園の地形の変化に影響したりなど、人間の利害と対立する存在でもあります。
ただそのことを知っている人は行政、研究者、自然に関心のある一部の方々など、限られています。まず。この普段見えにくい野生の動物たちを知り、見てゆく態度が必要でしょう。その結果、保護をしたり、あるいは駆除をしたり、といった判断が必要になるとしても。
鹿に私たちが近づくための彫刻作品として、鹿に見せるためのインタラクティブな彫刻作品を作り、鹿と人工物の間の関係を映像記録などの形で一般の方々に見せよう、というのが作品の骨子です。
宝が池公園の鹿たち
最初の作品スケッチ
鹿を検知すると、照明が鹿を迎えるように光る。シンプルな光の彫刻を作り、光への鹿の反応を自動で撮影するトレイルカメラを設置します。
トレイルカメラを仕掛けて鹿の生態を追う(撮影 FabCafe Kyoto)
最初の実験、6月10日
足掛け3日間にわたって2ヶ所にトレイルカメラをしかけ、まずは夜間の鹿の活動を調べ、彫刻設置に適した場所を探るのがゴールでした。そして。。
たぬきと見られる動物
2夜にわたっての撮影の結果撮影できたのは、
人間・犬・たぬき
だけでした。。肝心の鹿を撮影することはできなかった。。
次の日、京都市主催の交流会に出かけた私は、「深夜、鹿の群を自転車で追いかけるのが趣味」という方にお会いしました。その方の最新情報から、公園のとある場所に必ず深夜鹿が現れるということを知ったのです。
2度目の実験、7月10日
交流会で得た情報をもとに、北園での撮影を開始。雨にもかかわらず、夜中に草を食べている鹿の群れが写っていました。次の彫刻の設置に進めます!
宝が池公園 北園でのカメラ設置
トレイルカメラの設置。(ピンクの光は赤外線で、人や鹿には見えません)
撮影された鹿の群れ。午前2時ごろ
最初の彫刻の設置 7月11日
初めて鹿の群れを撮影できた日、急拵えで鹿に見せるための光の彫刻の最初のバージョンを制作、設置しました。。
まずはこんな光の彫刻です。人や動物が近傍にくると、ランダムにいくつかのデザインのなかから一つを選んで光ります。
大きな樹を囲むように設置
近くで見ると格好悪いですね。。
この日の夜の撮影結果です。。残念ながら光の彫刻を動かすセンサーの部分が雨で故障していたらしく、この映像は「光の彫刻」なしでの鹿の様子になります。。
これから
鹿の生態を追いかけるだけで長い時間をつかってしまいました。。
11月の京都市によるイベントのために、もういちど、今度はカメラと照明の連動部分を改良して実験したいと思っています。